空港内に新設される滑走路、誘導路、エプロン等の施設に関する設計だけでなく、滑走路舗装等の経年劣化を補修する維持管理に関する設計を行っています。

空港基本施設の設計

滑走路や誘導路、エプロン等の空港基本施設の設計や施工計画等を行います。また、排水施設や場周柵、消防水利施設等の様々な付帯施設に関しても設計を行います。

航空機の走行軌跡による検証図

平面縦横断設計

平面縦横断設計では、航空機の車輪が逸脱しないように舗装端部までに十分なクリアランスを確保する必要があります。そのため、対象となる航空機の走行軌跡を検証し、航空機が安全に走行できる形状を設定します。

舗装構造図の例

舗装構造設計

滑走路、誘導路、エプロン等の舗装が、設計供用期間中に亘って、荷重支持性能、走行安全性能、走行快適性能、表層の耐久性能、環境負荷軽減性能等の求められる性能を満足するように設計します。

CIMに対応した地盤改良設計の例

CIMに対応した地盤改良設計

地盤改良設計成果のCIMモデルを作成します。作成するCIMモデルは地質・土質モデル、地下構造物モデル、地盤改良工モデル等で、各モデルには施工段階で役立つ属性情報を付与しています。設計段階で作成したCIMモデルを施工段階へ受渡すことで、地盤改良事業全体の最適化・効率化を図っています。

空港舗装維持管理業務

空港舗装は、高いレベルでの維持管理が求められています。舗装面変状のモニタリングや、表層下に閉じ込められた水分等が気化して膨張し、舗装表面が膨れ上がる被害であるブリスタリング被害に対する検討や設計を行っています。

ブリスタリング対策のイメージ図

ブリスタリング対策

ブリスタリングの原因として、舗装の継目やひび割れ等から侵入する雨水が挙げられます。雨水が舗装内に滞留しないように排水性混合物を用いた排水対策を検討しています。

なお、ブリスタリングの検出には、モービルマッピングシステム(MMS)を搭載した車両を走行させることで舗装面の3次元点群データを取得することでも行います。

切削・オーバーレイのイメージ図

切削・オーバーレイ

空港滑走路舗装等の維持管理において、経年劣化した舗装を切削・オーバーレイすることで、舗装を修復する設計を行います。

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