国際事業

国際事業では、人間の安全保障や貧困削減に向けたハード面・ソフト面の援助や取り組みを通じて、当社の多様な技術やノウハウを途上国の人々に届けます。

当社は、戦後日本の復興に貢献したノウハウを、これから経済力をつけ先進国を目指す途上国の発展に活かし、着実な実績を積み上げています。

人間の安全保障や貧困削減に向けたハード面ソフト面の援助や取り組みにも、これまでの経験から培われた多様な技術やノウハウを途上国の人々に届けます。

ミャンマー国の建設インフラ整備にかかる業務

ミャンマー国においては、小、中、高等学校、僧院、地方のクリニック、病院建設や飲料水供給、村間道路整備、小規模橋梁の計画、調査、設計、施工管理を行ってきています。

サイクロンシェルター付小学校校舎の建設

サイクロンナルギスがミャンマー国にて甚大な被害をもたらしたことを受け、被災地域に避難所を兼ねたサイクロンシェルター付き小学校の建設プロジェクトを実施することになり、設計や施工監理を実施しました。

ラカイン州のシットウェ大学建設

ミャンマー国教育省によって計画された大学の建設において、ラカイン州内のシットウェ市にて、調査、設計、施工監理を実施しました。

バーカー基礎教育高等学校の校舎建設

日本の草の根無償資金協力によるミャンマー国カレン州パアン市にて、高等学校の校舎(RC造2階建)を設計、建設しました。

麻薬撲滅・貧困削減のためのインフラ整備プロジェクト

日本のODA資金により、ミャンマー国シャン州コーカン第一特別区ロンタン村のパイロット地区において、麻薬撲滅・貧困削減のために、小学校、コミュニティーセンター、農場等の複合機能モデル整備を実施しました。

陸上及び水上の地盤調査

ヤンゴン事務所は開設以来、現地の港湾開発、道路建設、鉄道建設等において地盤調査を中心にODAプロジェクトや海外投資案件において数多く実績を積んできました。

ティラワ港オイル桟橋プロジェクト

ティラワSEZにおけるオイルタンクファーム建設プロジェクトに関し、オイル桟橋建設現場における地質調査を、一日の干満差が最大で7~8mあり潮流が速いヤンゴン川においてSEPを用いて地盤調査を実施しました。ミャンマーにおいて水上足場のSEPを用いたのはヤンゴン事務所が初であり、その後は様々な現場で実績を積んでいます。

ダム堤体の地盤調査

ミャンマーにおいては慢性的な電力不足の状況の中で、水力発電ダムの老朽化に伴う修繕、アップグレードを目的として、ダム堤体の現況を把握するために、地盤調査をミャンマー国内の3ダムにおいて実施しました。フランスのODAでもありコンサルタントはフランスのARTELIAという会社で、日本のJIS、地盤工学会基準、ASTMとは異なるフランス独特の基準とすり合わせながらの調査となりました。

メコン3橋の新設に伴う地盤調査

ベトナム,ラオス,タイ,ミャンマーを繋ぐ国際幹線道路である東西経済回廊事業は,日本のODAとして進められており、重量車両の通行制限により物流のボトルネックとなっているミャンマー国内の3橋(ジャイン・コーカレー橋,アトラン橋,ジャイン・ザタピン橋)の新設と,既存橋の解体が行われています。この3橋の地盤調査を請け負って実施しました。

1250MW LNG電力発電開発プロジェクト

ミャンマー国ティラワ港エリアで計画されている1250MW規模の電力発電開発プロジェクトにおける地盤調査を実施しました。フランス本社のコンサルタント会社 ARFYのもと、地盤調査においてはCPTu、孔内水平載荷試験、ダウンホール法による速度検層、電気探査等の種々の試験を実施しました。

ODAによる道路、港湾、鉄道建設等にかかるプロジェクト参画

ミャンマー、ベトナム、インドネシア等の建設インフラ整備において、コンサルタント、Construction Managerとして、設計、施工管理業務に参画しました。

コロンボ圏高速道路施工管理プロジェクト

スリランカでは、コロンボ市内から放射線状に伸びる幹線道路は整備されていましたが、地方間を繋ぐ道路が未整備であったため、効率的に地方間の移動ができるように日本のODAによりコロンボ圏における高速道路整備が計画され、その中で地盤改良対策工事の施工管理を実施しました。

Ngoc Hoi鉄道車両基地プロジェクト

ベトナムの首都ハノイ市において鉄道路線の複線化、高架化、電化する事業の一つとして、日本のODAによりハノイ都市鉄道1号線プロジェクトが計画され進行中であり、鉄道車両基地のNgoc Hoi Complexの建設において、軟弱地盤対策詳細設計を実施しました。

交通技術大学の能力強化プロジェクト

ベトナム国では近年の経済成長に伴い、大規模交通インフラの整備が活発化しており、中でも自動車専用道路・高速道路は今後、大量かつ急速な整備が求められています。このような状況のもと、JICAによりハノイの交通技術大学を対象として、これら技術の教育能力強化に焦点を当てた「高速道路建設事業従事者養成能力強化プロジェクト」に参画しました。

ホーチミン都市鉄道1号線

ベトナム最大の都市であるホーチミン市は、人口の急激な増加及び急激な経済発展に伴い、市民の足であったバイクや自動車による大気汚染と交通渋滞が社会問題化していましたが、鉄道を軸とした新たな交通手段の切り札として都市鉄道建設が登場しました。ホーチミン市都市鉄道1号線は、ベトナム最大の都市ホーチミン市の中心部と郊外を結ぶ、全長19.7kmの大量高速輸送鉄道(Mass Rapid Transit :MRT)路線で、都市化により年々悪化する交通渋滞と大気汚染の緩和に応える切り札として期待されています。 本プロジェクトにおいて施工業者の施工管理責任者(Construction Manager)として携わりました。

パティンバン港開発プロジェクトにおける詳細設計及び施工管理(地盤改良担当)

島国であるインドネシアでは海運は主要な輸送手段となりますが、経済成長に伴い国全体の取扱い貨物量が急増しており、今後港湾の絶対的な容量不足が見込まれています。日本のODAによるパティンバン港開発プロジェクトでは、ジャカルタ首都圏東部パティンバンに新港(コンテナターミナル、カーターミナル等)を建設し、首都圏全体の物流の効率化を図るものであります。本プロジェクトでは大規模な港湾埋め立てが必要であり、それに伴う超軟弱地盤に対する地盤調査・対策工詳細設計(地盤改良設計)及び施工管理を実施しました。

ページのトップへ戻る