FGEX環境保全活動
地域における保護事業等への取り組み
コウノトリは1971年に国内最後の野生個体が絶滅しました。
兵庫県豊岡市は日本で最後まで野生コウノトリが暮らしていた場所です。
豊岡市では2005年にコウノトリの野外への再導入が行われ、様々な主体によりコウノトリも棲める豊かな環境づくりが事業として展開されています。
弊社は、これらの事業に積極的に取り組んでいます。
○ コウノトリが生息できる湿地環境の計画・検討(豊岡市)
○ 円山川の湿地再生箇所におけるコウノトリ飛来状況調査(国土交通省)
○ コウノトリの餌生物調査(環境省・豊岡市)
コウノトリってどんな鳥?
コウノトリ(Ciconia boyciana)は白をベースとした体に黒い風切り羽が目立ちます。
クチバシは黒味がかった濃い褐色、脚は赤く、目の周囲には赤いアイリングがあります。
分布域は東アジアに限られ、総数が推定1,000~2,500羽と少なく、絶滅の危機に瀕しています。
中国東北部や極東ロシアで繁殖し、中国南部で越冬します。
かつて繁殖が確認されていた日本では野生復帰事業が進められており、2020年には国内の野外個体数が200羽を突破しました。
法令による指定状況
法令等 | カテゴリー |
---|---|
種の保存法 | 国内希少野生動植物種 |
文化財保護法 | 特別天然記念物 |
レッドリスト(環境省) | 絶滅危惧ⅠA類 |
兵庫県版レッドデータブック | Aランク |
ボランティア活動
弊社は、豊岡市内におけるコウノトリ生息状況調査、コウノトリが利用する湿地の環境調査・環境保全活動、自然再生に関する計画検討に携わっています。
このような業務で得られた知識や経験をもとに、コウノトリの野生復帰に向けた地域の活動にボランティアとして参加しています。
○ 湿地等の生息環境の整備(地域住民等と連携した維持管理活動・森林整備活動)
○ 湿地整備工事前の魚類の救出活動
○ 環境学習、勉強会での指導
T o p i c s
公表資料
※社外の共著者のお名前は割愛させていただいております。 |