軟弱地盤解析

主に河口部や海岸部に分布する砂や粘土などの軟弱地盤は、盛土や構造物の安定や沈下に多大な影響を与える恐れがあります。この軟弱地盤の状況を把握し適切な対策を行うためには高度な技術力が必要となります。

弊社はこれまでに東京国際空港沖合展開事業、関西国際空港建設事業、広島市西部埋立事業、広島市五日市沖埋立事業などの大型事業に参画してきました。

これまでの経験から得たノウハウを基に軟弱地盤に対する高度な技術を提供します。

軟弱地盤解析に関する事業内容

当社は、お客様のご要望に応じて、軟弱地盤解析に関する種々の検討を行っています。軟弱地盤上への盛土や埋立を行った場合における沈下や安定解析、周辺への影響解析等を実施しています。

また、施工中の地盤沈下等の変位の計測を行い、そのデータを解析することによって、施工へ反映させる情報化施工の分野でのパイオニアとして活躍しています。

軟弱地盤上への盛土による沈下解析

軟弱地盤上に盛土などの構造物を構築する際に、ボーリング調査結果および土質試験を基に圧密沈下特性を把握し、沈下量の予測を行っています。実測沈下量を再現することにより、精度の高い予測も可能にしています。

軟弱地盤上への盛土による安定解析

軟弱地盤上に盛土などの構造物を構築する際に、ボーリング調査結果および土質試験を基に地盤モデルを作成し、すべり破壊に対する安定性の検討を行っています。 併せて対策工が必要な場合、対策工の検討も実施します。

軟弱地盤上への盛土による周辺への影響解析

軟弱地盤上に盛土を行うと、周辺地盤に隆起や沈下、横方向への移動などの変位が生じます。このため、施工前にFEM(有限要素法)解析により変位量を算出し、その影響の有無を検討します。必要に応じて対策工の検討も実施します。

東京国際空港沖合展開事業への参画(S62~現在・東京)

広島市五日市沖埋立(広島市佐伯区)

情報化施工

自然が創り出した材料を対象とする地盤工学では、地盤の挙動を総合的に判断することが重要となります。

「情報化施工」は、工事に伴う実際の地盤の挙動を計測し、解析し、設計値を再評価して次段階の施工にフィードバックすることにより、工事を安全に進め、設計で定めた性能の構造物を建設しようとするものです。

建設工事が複雑化・高度化している現在では、「情報化施工」は理論と実際を結ぶかけ橋として、多くの現場で積極的に導入されています。

当社は、昭和40年代前半に旧広島西飛行場の沖合拡張工事の情報化施工の分野の先駆者として本格的に取り組んだのをスタートで、これまで「情報化施工」のパイオニアとして、多くの建設プロジェクトに参画してきました。

その豊富な経験と技術に基づいたモニタリングを駆使して、さらに挑戦を続けます。

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