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舟入小学校で理科の授業を行いました(平成23年度)

平成23年10月25日

このたび、弊社社員が舟入小学校で理科授業(一般社団法人広島県発明協会主催)の講師を務めました。 授業は、「地層」を調べる仕事が、私たちの生活に関連しどのように社会に活用されているかを知ってもらい、 地面の下の調べ方や小学校の地面の下はどうなっているのかを学ぶことで、 大地のつくりに興味を高めてもらうことを目的に行いました。

これまで講師を務めてきた弊社社員の佐竹伸二は、「大地をさぐる」などの理科の授業が評価され、「卓越した理科特別講師集、独立行政法人科学技術振興機構」に掲載されています。

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『大地をさぐる』授業概要

〔授業の概要〕

・地面の下を調べる仕事(地質調査)を紹介します。
・小学校の建っている場所の地形図や学校の建設図面を活用してその場所の地面の下を考えます。
・実際に地面の下にある石や土を観察します。
・ボーリング等で地面の下を調査した結果を観察します。
・ジオスライサー(特許技術)の紹介をします。
・ジオスライサーで採取した地層の観察をします。

〔日時・対象〕

平成23年10月5日(水)広島市立舟入小学校(広島県)6年生
※2時限(45分×2)授業を1学級単位で3回実施。

〔講師〕

復建調査設計㈱
佐竹伸二、中島和希、宇山穂、妹尾晶子

〔内容〕

Ⅰ.はじめに 授業内容の説明、講師紹介、講師挨拶、地面の下を調べる仕事の紹介
Ⅱ.実際の地質調査でどんなことがわかるのかの紹介(小学校周辺の大地のつくり)
Ⅲ.石を観察しよう
Ⅳ.地層の採取(ジオスライサー)を体験しよう
Ⅴ.学習のまとめ

授業のアンケート回答と授業中の様子

授業を受けた児童に対する特別講師の理科授業についてのアンケートによると、多くの児童が今回の授業に 興味を持ち、今回の授業を受けて理科で学ぶ事が普段の生活や世の中に役立つことを理解できたと回答してもらいました。
また、今回の授業で印象に残ったこととして、次のようなものがありました。

【授業で印象に残ったこと】

・地面の下の調べ方は、掘るだけではなく、表面を見て予想することもあるということ。
・地面の下の地層を予想して描いたこと。
・地面の下を見ることで、いろいろなことを知ることができるということ。
・実際に地層が調べれられる機械を持ってきてもらったこと。
・色々な道具で学校の地層を掘り出した実験。
・色々な時代の石をハンマーでたたいたこと。
・石の中にも柔らかい石や硬い石などの種類があること。
・バケツにいろんな土を入れて地層を作り、断層になるように実験したこと。

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舟入小学校の地面の下はどうなっているのか、地形から予測

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「ジオスライサー」を使った校庭の地面の採取、色の違う2つの層を確認

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「ジオスライサー」の説明を聞いた後、滑車の原理を使った地層の採取や振動する機械を体感

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バケツの中に地層と断層を作り、ジオスライサーによって切り出して、地層と断層を観察

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土が地面の深いところで固まった硬い石や、石が地面の浅いところでぼろぼろになった石を、ハンマーでたたいて比較

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