RAEM-Lightに関わる最近の動向 2012年

RAEM-Lightに関わる最近の動向 2012年

●2012年11月9日
第46回土木計画学研究会において弊社社員が発表を行いました。

2012年11月2日~4日に開催された第46回土木計画学研究発表会において弊社社員が神戸大学との共同研究成果の発表を行いました.

  • 発表タイトル:空間的応用一般均衡モデルRAEM-Lightを用いた道路・港湾整備の効果分析
  • 著者:小池淳司、佐藤啓輔、川本信秀

(概要)

本研究では、道路整備のみを分析対象としていた従来型のRAEM-Lightに加え、港湾を分析の対象として加えることで、同一のプラットフォーム下で 複数のタイプの整備事業の効果を分析できる枠組みを構築する。本モデルの構築により、政策間での効果の違いを同一のフレームで分析可能とすること に加えて、複数の事業を同時に行うことの相乗的効果を計測することが可能となることから、各事業が地域へ及ぼす特性を考慮に入れたうえで、事業の 優先度検討、他政策(例えば産業政策)との連携を想定した政策展開など、戦略的な政策決定に向けた基礎情報を提供することが可能である。

  • 発表タイトル:Dynamic AIDSモデルによる長期・短期交通需要弾力性推定
  • 著者:小池淳司、中尾拓也、吉野大介

(概要)

本研究では、Dynamic AIDSモデルを用いて、4交通機関(乗合バス・自家用乗用車・乗合タクシー・鉄道)サービスにおける需要関数を推定し、 各種弾力性を推定する方法を提案した。また、従来の交通市場のみに着目した需要予測ではなく、財・交通・住居の相互需要関係を同モデルの適用により 明らかにした。そして、以上の算出結果から公共交通機関を主軸とした交通機関の政策のあり方について検討を行った。

●2012年11月7日
A Handbook of Transport EconomicsにRAEM-Lightが紹介されました。

A Handbook of Transport EconomicsにRAEM-Lightが紹介されました。

  • タイトル;A Handbook of Transport Economics
  • 編集者名;Andre de Palma, Robin Lindsey, Emile Quinet and Roger Vickerman

アマゾンよりご購入頂けます。

http://www.amazon.co.jp/dp/1847202039

●2012年10月26日
2012年10月18日 空間応用一般均衡モデルと交通モデルの統合に関する国際会議において発表を行いました。

ベルギーのブリュッセルで開催されたTHE SECOND INTERNATIONAL SEMINAR ON INTEGRATION OF SPATIAL COMPUTABLEGENERAL EQUILIBRIUM AND TRANSPORT MODELLING(第2回 空間応用一般均衡モデルと交通モデルの統合に関する国際会議)において弊社社員が発表を行いました.

The Study of Inter-regional Trade Modeling in the Spatial CGE model for Transport Improvements-The Empirical Verifi cationthrough the Sensitivity Analysis on the Discrete Choice Model-
Atsushi KOIKE (Kobe University) and Keisuke SATO (Fukken.,co.ltd, Kobe University)

  • 会議参加者

●2012年5月30日
中国経済連合会の調査報告書(RAEM-Lightを用いた試算を弊社が担当)が公表されました。

5月28日に中国経済連合会は、尾道松江線の全線開通効果と課題を取りまとめた調査報告書を公表しました。 本調査において、尾道松江線による経済効果(沿線自治体における産業別の生産変化及び取引変化)の試算を弊社が担当しました。

試算結果については中国経済連合会のホームページにおいてもPDFデータが公開されています。

・「中国横断自動車道 尾道松江線の全線開通に向けたその活用策や周辺地域の基盤整備・振興等に関する調査(平成24年5月)」
中国経済連合会ホームページ

また、本調査の概要は中国新聞に掲載されました。

・全通効果40億円 尾道松江線 観光、最大の38億円(中国新聞 平成24年5月29日付)

●2012年5月29日
アメリカ土木学会のジャーナルに弊社社員の論文が掲載されました。

アメリカ土木学会のジャーナル「Journal of Infrastructure Systems」に神戸大学、TNO、国総研との共同研究成果が掲載されました。

  • 論文タイトル;Spatial Incidence of Economic Benefi t of Road‐Network Investments: Case Studies under the Usual andDisaster Scenarios
  • 著者名;Atsushi Koike, Lori Tavasszy, Keisuke Sato and Toshiyuki Monma
  • ジャーナル名;Journal of Infrastructure Systems, American Society of Civil Engineers

論文内容は、通常時と異常時の道路整備の帰着便益額を比較することで今後の維持管理費用の負担割合等について考察を加えたものです。

※本論文が掲載されたジャーナルは、以下のAmerican Society of Civil Engineersのサイトから購入できます。

http://ascelibrary.org/

●2012年4月11日
広島経済同友会の調査リポートにおけるRAEM-Lightを用いた分析を弊社が担当しました。

現在整備が進められている「中国横断自動車道尾道松江線」と「東広島呉自動車道路」が2014年度に全面開通するのを前に、高速道路網を使った地域の振興策について、平成23年度に広島経済同友会によって調査が行われました。

この調査内で、両路線が中国地方内各地区の産業・経済活動へ与える影響・効果を定量的に把握するためのツールとしてRAEM-Lightを採用戴き、分析の一部を弊社で担当しました。なお、分析結果につきましては、平成24年4月11日付の中国新聞に紹介されました。

・交通結節点の集客施設提言 広島経済同友会(中国新聞 平成24年4月11日付)  

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