エリアマネジメント

近年、住民・事業主・地権者等のよる自主的な取組として「エリアマネジメント」によるまちづくりが全国各地で進められています。これらは、賑い創出や安全安心、コミュニティづくりなど、それぞれにあった多様な活動となっています。 当社は、地域に寄り添い、まちの課題を見極め、自立的・持続的な活動に繋がる「未来社会創造型のエリアマネジメント」に向けて取組んでいます。

エリアマネジメント活動と仕組み、組織づくり

エリアマネジメントに取組むためには、地域の課題や目標を共有したうえで、活動と仕組みをつくることが重要です。当社では、住民や事業者など主体的な立場で参画し、ともに課題を共有・最初の取組みを実行することで、各地域にあった組織づくりの立上げを支援しています。

ビジョンのイメージ

ビジョンは立場や思いの異なる参加者全員が共有できることが重要です。時間をかけてでも丁寧に議論し、合意点を見出します。

組織の将来像のイメージ

組織の将来像を描く際は、具体なイメージを持つことが重要です。将来のカタチを具体に共有することで参加者の意識合わせが容易になります。

エリアマネジメントによる公園の維持管理・改修

公園や広場など公的空間の管理水準により、地域の資産価値やまちのイメージに大きな影響を与えます。このため、エリアマネジメントにおいて公的空間の維持管理や活用は大きなテーマとなっています。復建調査設計では、まずは、既存のルールの中でできること、行政が任せられることからはじめ、実績を積んだ上で、行政の負担軽減と魅力向上が一致する事業を提案することで、エリアマネジメントができる領域を拡大していくことに繋げていきます。

公園の指定管理業務受託

参加者自らが感じる「何とかしたい!」という強い思いを実現するために、既存の枠組み(指定管理者制度)の運用により第1歩を踏み出すことができます。 (エリアマネジメントと町内会の協力による指定管理業務受託)

公園改修(ウドデッキの整備)

地道な活動と地域との強い繋がりにより、よりよい課題解決の提案が可能となります。時には、行政単独では難しい課題も地域を巻き込み解決策を示すことで可能となり、エリアマネジメントに委ねる領域が拡大していきます。

組織の自立、持続的な活動とするための取組

持続的な活動とするためには、自立するために稼ぐ仕組みと参加者のモチベーションを維持する取組が必要となります。公的空間で稼ぐためには、規制など事業の壁が立ちはだかります。復建調査設計では、地域と行政の間にたち、事業の意義、まちの将来目標達成のためのプロセスを明確にすることで、事業の壁をひとつずつクリアしていきます。

大人気イベント「カラフルマルシェ」の開催

公園を管理するだけでは、自立やモチベーション維持には繋がりません。使ってもらい、収益をあげる仕組みを導入することで、参加者だけでなく利用者にも、活動の意義浸透や評価向上に繋がります。稼いだ資金でさらに投資することで好循環が生まれます。

規制緩和による地域支援自販機の設置

制度がないから諦めるでは掲げた将来像に繋がらず、持続的な活動にはなりません。既存ルールの解釈でできること、僅かなことでもチャレンジすることで事業の壁が少しずつクリアできていきます。時代は変化を続けており、変化を拒むことはまちの衰退を意味します。変わることを諦めないことが重要です。

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