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広島市主催の「橋梁デザイン提案競技」で弊社の提案が連続入選しました

平成21年10月26日

本年3月に実施された「平和大橋歩道橋デザイン提案競技」に続き、7月に実施された「広島南道路太田川放水路橋りょうデザイン提案競技」においても弊社の提案が第一次選考を通過し、連続入選を果たしました。

広島南道路太田川放水路橋りょうデザイン提案競技において入選

■広島南道路太田川放水路橋りょうデザイン提案競技について

「広島南道路太田川放水路橋りょう」は、広島市が太田川と瀬戸内海の接点となる河口位置に計画しているものです。この橋が「水の都ひろしま」の魅力の1つとなり、次世代にも誇れる優れたデザインとなるよう、海外からも応募を募る国際的なデザイン提案競技が実施されました。(審査委員長:篠原修政策研究大学院大学教授)
本デザイン提案競技には15者(海外2者を含む)の応募があり、6月15日に第一次選考が行われ6者が入選しました。 その6者の公開プレゼンテーションが、7月14日に広島平和記念資料館東館メモリアルホールで開催されました。

■弊社の提案内容について

弊社は、㈱日本構造橋梁研究所、橋梁デザイナーの竹内きょう氏(KYO+環境・構造企画)の協力を得てエントリーし、“広島の波動”~ピース・ウエーブ・ブリッジ~を提案しました。
本案は、波を連想させる3連の低いアーチが厳島とも調和するデザインとして審査員に評価され、入選を果たしました。

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【デザインの考え方】

•計画地点の「自然景観の特有の美しさ」を尊重し、これに呼応し、惹きたてる「優美な橋」の姿をつくりたい。
•新たな橋は、「百橋」に加わり、都市復興から「世界平和」実現という「市民の強い意志」をクローズアップする「リズム(波)」を伝えたい。
•この橋の姿こそ、広島のシンボルであり、 「広島の波動(英訳:Peace Wave Bridge)」 として、世界へ放つ。

平和大橋歩道橋デザイン提案競技において入選

■平和大橋歩道橋デザイン提案競技について

広島市が計画する「平和大橋歩道橋」の整備では、イサム・ノグチ氏がデザインした高欄を有する平和大橋及び平和記念公園周辺との調和に配慮するとともに、それ自身も美しいデザインの橋とし、平和記念公園のアプローチにふさわしいシンボル空間を創出することが求められています。 そこで、この要求事項に合致する優れたデザインを見出すと同時に歩道橋整備について市民の理解と関心を高め、さらには橋のデザインに関する新たな才能の発掘の機会を提供することを目的として、海外からも応募を募る国際的なデザイン提案競技が実施されました。(審査委員長:内藤廣東京大学大学院教授)
本デザイン提案競技には29者(海外7者を含む)の応募があり、2月5日に第一次選考が行われ6者が入選しました。その6者の公開プレゼンテーションが、3月4日に広島国際会議場で開催されました。

■弊社の提案内容について

弊社は、地元広島の新進気鋭の建築家である谷尻誠氏(SUPPOSE DESIGN OFFISE代表)、構造家の今川憲英氏(東京電機大学教授;㈱TIS & PARTNERS代表)及び登坂宣好氏(東京電機大学客員教授)の協力を得てエントリーし、“教育の橋”~刻と呼応する橋~を提案しました。
本案は、平和大橋に対して存在感が控えめで橋自体の形態を意識させないデザインであることと、高張力棒鋼(D51)を主構造とした新しい吊橋形式注)に挑戦した姿勢が審査員に評価され、入選を果たしました。

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【デザインの考え方】

•存在感のない橋とすること
•知り学ぶ歩道橋であること
•教育の橋となること
•記憶に残る橋

注)特許出願中。(以下出願番号)
橋梁構造:特願2009-152300
橋梁架橋工法:特願2009-152317

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