ヤンゴン交通セミナー ”The Seminar on Transportation and Road Traffic Planning for Mitigation of Traffic Congestion” を開催しました。
《YTU, MES, 広島大, 復建共催 ヤンゴン交通セミナー
”The Seminar on Transportation and Road Traffic Planning for Mitigation of Traffic Congestion” 》
平成25年9月18日
ミャンマー最大の都市ヤンゴンでは、近年、急速な民主化の流れの中で都市化が進みつつあり、急激なモータリゼーションによる慢性的な交通混雑が深刻化しております。これに対し、市内各所では、新規道路網整備や立体交差点の建設など、抜本的な交通容量拡大策が計画・実施されておりますが、時間やコストが非常にかかり、緊急の交通渋滞緩和の要請には答えられない状況にあります。
そこで弊社では、ミャンマー工学会(MES)、ヤンゴン工科大学(YTU)、広島大学と共同で、渋滞緩和のための交通セミナーを2013年8月31日(土)にヤンゴン市にあるミャンマー工学会のセミナーホールにて開催いたしました。
まず、基調講演として、広島大学の藤原章正教授、張教授より、総合交通施策とその具体的手法についてご講演をいただき、次いで、ミャンマー工学会副会長U Aung Mint氏、ヤンゴン工科大学講師のU Win Naing Htun氏より、ミャンマーおよびヤンゴンの交通状況や課題等についてご講演いただきました。
また、弊社からは、短期的渋滞緩和施策のケーススタディとして、Tamwe JCTを対象としたnon-structural methodによる施策案を紹介しました。なお、この交通調査には、ヤンゴン工科大学と共同で行い、その現地調査結果については、学生により発表が行われました。
このセミナーは非常に大盛況であり、政府関係機関、学術機関および民間企業等より、日本人、ミャンマー人を合わせ、約110名の方のご参加をいただくことがきました。質疑応答では、産学官の間で非常に活発な意見交換がなされました。
弊社は、国内だけではなくミャンマーを中心とした新興国において、地域社会との共生・共存に努め、地域社会の発展に貢献してまいりました。このセミナーの開催を機に、今後も引き続き、ヤンゴン含めミャンマー全国の交通問題解消のために、大きく貢献できるよう努めてまいります。