令和4年度土木学会賞 技術賞(Ⅱグループ)を受賞しました
2023年5月15日、公益社団法人土木学会が令和4年度土木学会賞を発表し、復建調査設計(株)、(株)オリエンタルコンサルタンツグローバル、(株)Ides、日本工営(株)、 (株)日本海洋科学が携わった「インドネシア国 パティンバン港開発事業(第一期)フェーズ1-1」が技術賞(Ⅱグループ)を受賞しました。
【技術賞(Ⅱグループ) 『インドネシア国 パティンバン港開発事業(第一期)フェーズ1-1』】
インドネシア国は近年、急速な経済成長を遂げており、ジャカルタ首都圏の唯一の国際商業港でのコンテナ取扱貨物量が増加し、その結果、取扱能力が限界に達していました。また、首都での経済活動が一極集中することで、交通渋滞が慢性化し、経済発展のボトルネックとなっていました。
これらの問題を解決するため、パティンバン地区での新規港湾開発が国家戦略プロジェクトの一つとして実施されました。パティンバン港開発事業では、本邦技術を活用し、軟弱地盤対策や海洋環境負荷を低減する環境に配慮した工法の採用、さらに工期短縮が図られました。
当社は軟弱地盤対策の調査、設計に携わり、日本でも施工例の少ない「セメント深層混合とセメント管中混合のハイブリッド対策工法」の設計及び施工管理を担当しました。
パティンバン港開港は、インドネシア国の物流問題の解決やインフラを効率化することで、更なる経済成長を促進するとともに自由で開かれたインド太平洋の実現に貢献しています。
【関連リンク】
土木学会HP:公益社団法人 土木学会賞 令和4年度受賞一覧 (jsce.or.jp)
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