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広島駅周辺の地域情報を可視化!「広島駅エリア デジタルツインプロジェクト」を開始します

令和4年1月6日
復建調査設計株式会社
アジア航測株式会社

復建調査設計株式会社(代表取締役社長 來山尚義、以下「復建調査設計」)とアジア航測株式会社(代表取締役社長 畠山仁、以下「アジア航測」)は、この度、都市の高精度3次元地形データをベースに地域情報を可視化・重畳化し、住民や事業者、来街者等に様々な情報サービス提供を行うための「広島駅エリア デジタルツインプロジェクト」の取組みを開始しましたのでお知らせいたします。

※デジタルツイン:現実世界に関する様々なデータを、サイバー空間上で「双子」であるかのように再現する技術

1. 背景及び目的

復建調査設計は、広島市に本社を置く総合建設コンサルタント会社であり、「新たな未来社会創造企業へ」を長期経営ビジョン2030において目標として掲げ、3次元設計への対応等、建設関連事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めています。また、広島駅周辺では広島駅北口エリアのエリアマネジメント協議会である「エキキタまちづくり会議」の事務局として地域の活性化にも取り組んでまいりました。

アジア航測は、2020年10月に公表した中期経営計画「明日を共創(つく)る~Leading for the Future~」において、センシングイノベーションが生活・インフラに融合した未来社会の構想「AAS-DX」(Asia Air Survey Digital Transformation)を掲げており、国土交通省が推進するまちづくりのDX「Project PLATEAU」にも参画しております。

本プロジェクトは、両社が持つまちづくりのノウハウや防災、交通計画等に関する建設コンサルタント技術とセンシング技術を融合させ、地域の課題解決につながるまちづくりのDXを推進し、安全安心で利便性の高い社会の実現へともに貢献していくことを目的としています。

2. 取り組み概要

「広島駅エリア デジタルツイン プロジェクト」は、先行的に広島駅北側の通称「エキキタ」エリアをモデル地区とし、航空センサー、車載センサー(MMS)、地上センサー(SLAM)等を用いて3D都市モデルを作成、更に災害リスク情報や人流情報、地域の観光資源等の情報を重ね合わせて、位置情報や幾何形状だけではなく意味(属性情報)を持つセマンティックなデジタルツインを構築し、今後、民間サービスとして住民や事業者、来街者等地域の関係者に有益な情報を提供することを目指しております。なお、データ整備にあたっては、国土交通省が推進するProject PLATEAUのデータ製品仕様に準拠することで、データの流通性にも配慮します。

取り組み成果の第1弾として、地域情報を可視化するためのベースとなる3次元都市モデルの整備と可視化プラットフォームの構築を行いました。

今後、災害時避難支援や歩行者支援、地域イベント支援等へのサービス展開を目指し、コンテンツの拡充を行うとともに、データやサービス提供方法等を検討・開発するなど、地域の各種団体や事業者のみなさまにご利用頂けるよう取り組みを進めてまいります。

広島駅周辺デジタルツイン 地域情報の可視化プラットフォーム
< 可視化プラットフォームイメージ >
  • 可視化プラットフォームイメージ
< 第1弾の搭載コンテンツ例 >
  • LOD1建物

    LOD1建物

  • LOD2建物

    LOD2建物

  • 3D点群

    3D点群

  • LOD3建物

    LOD3建物

  • LOD2道路

    LOD2道路

  • 災害リスク

    災害リスク

【問合せ先】

復建調査設計株式会社 経営管理本部経営企画部
TEL:050-9002-1724 FAX:082-506-1890

アジア航測株式会社 経営本部経営企画部(広報)
TEL:044-969-7290 FAX:044-965-2596

アジア航測 YouTube公式チャンネル 広島デジタルツイン紹介動画

アジア航測株式会社 ホームページ

上記ニュースはPDFでもご覧いただけます。
PDF:283KB

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