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保全技術

 私たちは、橋梁をはじめとする社会資本の予防保全型維持管理の導入に向けて、計画~点検~診断~対策のあらゆる段階で最新の技術を提供します。

保全技術の事業内容

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計画

 予防保全型管理とは、橋梁に生じた損傷に事後的に対処するのではなく、将来に起こり得る劣化を事前に予測し劣化が顕在化する前に対処する管理手法です。私たちは、予防保全型管理の手法による橋梁の長寿命化や維持管理費用の平準化を図る「橋梁長寿命化修繕計画」の策定に取り組んでいます。

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管理区分ごとのLCCの比較

点検

 国をはじめとして多くの地方自治体は、5年に一度の頻度で定期点検を行うことにしています。 定期点検は、できるだけ部材に近接して損傷状況を把握して損傷程度の評価を行った上で、維持や補修・補強の計画を検討するための基礎的資料を取得することが目的です。私たちは、国土交通省や多くの自治体の定期点検業務に取り組んでいます。

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橋梁定期点検(橋梁点検車による近接目視)

 また、頻繁に車両が通行している長大吊橋における形状計測法とし、地上基準点の自動追尾式トータルステーションで路面を走行する車両の三次元座標を計測(「MAT計測法」)し、 たわみ影響線の性質を利用して無載荷状態標高を得る方法『ゼロ点標高評価補正法』を開発しました。 私たちは、平成21年度にこの方法を用いて若戸大橋の形状計測を実施しました。

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MAT計測法(若戸大橋)

診断

 定期点検で発見された損傷に対して、損傷原因や損傷の程度をより詳細に把握した上で、補修等の必要性の判断や補修等の方法を決定します。 特に、橋梁の三大損傷と呼ばれる塩害、アルカリ骨材反応、疲労に対しては、詳細調査により損傷原因や損傷の程度を特定し、適切な補修補強工法を選定することが大切です。 私たちは、コンクリートや鋼材のあらゆる詳細調査に対応し、損傷原因や損傷の程度をより詳細に把握した上で橋梁の診断を行っています。

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 塩害とは、コンクリート中の塩分により鋼材が腐食し、コンクリートにひび割れが生じたりかぶりコンクリートが剥落したりする現象であり、 コンクリートコアやコンクリート粉を採取して塩化物イオン濃度試験を行いコンクリート中の塩化物イオン濃度を把握しています。

塩化物イオン濃度試験の結果

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 アルカリ骨材反応とは、セメント中のアルカリ分と骨材中の特定の成分が反応を起こして膨張を生じひび割れなどを引き起こす現象であり、 走査型電子顕微鏡(SEM)によりアルカリ骨材反応による反応生成物の種類や形態を確認、残存膨張量試験による膨張量の把握等を行っています。

走査型電子顕微鏡(SEM)による観察

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 自動車交通等の繰り返し荷重による亀裂の発生を疲労といいます。疲労亀裂の有無を確認するために、浸透探傷試験(PT)や磁粉探傷試験(MT)を行っています。

磁粉探傷試験による疲労亀裂の確認

対策

 橋梁に生じた損傷は、その原因や損傷程度に応じた対策を行わないと、早期に再劣化して再補修や架替え等を行った事例があります。 私たちは、損傷原因や損傷程度に応じた適切な補修補強工法を選定し、LCC縮減に着目した効率的な対策工を提案します。

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アルカリ骨材反応による損傷の対策工法比較

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