水路には単に排水の目的としてだけではなく、周囲との修景的な役目とボートや小型遊覧船の航行も 考慮した「運河」としての機能もあります。 |
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護岸の構造は基礎地盤に粘性土が存在していたため、護岸単体では支持力や円形すべりに対する 安定度が問題となりました。 その対策として底版の上に護岸本体を一体とし、弾性上の梁として断面計算を行い構造・工法を決定しました。 また、護岸はコンクリートブロックと自然石を積んだ「石積み式」と擁壁の表面に加工した花崗岩を貼り付ける 「石貼り構造」としました。 ![]() 水路護岸断面図 |
施工は必要な精度を確保するために陸上作業を行う必要がありました。そのため、埋め立てを先行して行い 仮設および止水兼用矢板を打設し、切削後に護岸を構築しました。
自然石は水辺の景観へ配慮し、WL+1.5mに没する深さまで配置し、それ以深は経済的なコンクリートブロックを 設置しました。 |
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自然石には空隙にモルタルを詰めず「空石積」としました。それにより間隙に海水が出入りし、 生態系の底辺を支える微生物・小生物の生息環境を確保しています。さらに、海水が隙間に出入りする際に泡を巻き込み 水中の酸素を十分に取り込むので水質浄化に役立っています。 |