記念企画MEMORIAL PLANNING

次世代社員座談会「未来社会創造企業の未来を展望する」

豊かな未来社会を創造するために何ができるか。

創業70周年を記念して、復建調査設計の次世代を担う中堅社員10人が集まり、座談会を行いました。

復建という会社の魅力や仕事のやり甲斐は何か、さらなる成長を目指し、どうあるべきか。自由闊達に話し合いました。

次世代社員座談会
「未来社会創造企業の未来を展望する」

「やりたい」に挑戦できる会社

― 70周年を迎えた今、復建の魅力について、
社員の皆さんはどう考えますか。

大村 : 世代や経験を問わず、社員同士が自由に意見を言える土壌があります。以前、地すべり対策について提案書にまとめたら、先輩たちからアドバイスをいた だき、受注につながったことがあります。やる気を後押ししてくれる会社です。

「やりたい」に挑戦できる会社

織野 : 若手でも「やりたい」と思ったことを発言できる環境で積極的にチャレンジできることが魅力だと思います。私も、仕事を効率 化するためにGIS(地理情報システム)を活用したアプリを開発し、スマートフォンやタブレットで利用できるようにしたことがあります。

光本 : 土質試験室や資材倉庫を持つ建設コンサルタント会社は珍しいと思います。これにより、試料の採取者、試験者、解析者などの連携を可能とし、安全管理も工夫できます。

中原 : 営業職と技術職の連携が取れているのが強み。顧客の要望に対して、迅速に対応でき、良いプランを提案する力があります。また空間情報や環境など多様な分野の技術を組み合わせて提案できる総合力が違います。

髙上 : 年1回、全社員が本社に集まり、技術発表会を行う機会があり、情報交換できます。翌日のボウリング大会は毎年の楽しみです。

「やりたい」に挑戦できる会社

中原 : サッカー部や茶華道部など部活も盛ん。子どもの頃から野球ひと筋だった自分は、復建野球部の監督を務めています。

岩井 : 「グリーンプロジェクト」での宮島の清掃活動やコウノトリの保護、防災教室の開催など、社会貢献活動に積極的なのも良い点だと思います。

松尾 : 総合建設コンサルタントとして、橋梁や道路などのインフラ整備や街づくりなどの都市開発をはじめ、スケールの大きな仕事に取り組めること。何よりもそこが大きな魅力ではないでしょうか。

― 課題や改善点はありますか。

髙上 : 誰もが真面目。顧客が求める仕事に対しては満点を出せると思いますが。

前田 : 顧客の言いなりではなく、顧客を誘導するリーダーシップも必要かもしれませんね。

川上 : 高齢化、人口減、過疎化、災害被害など、日本が抱える課題の多くは、地方から発生しているといっても過言ではありません。地域に根ざす復建だからこそ、できる街づくりがあるはずです。

大村 : 業界の中でブランド力のある一方で、一般の人や地域への知名度は決して高くありません。ホームページを有効に使って情報発信するなど、認知度を高めていく努力も大切だと思います。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

― 建設コンサルタント業界に人手が不足する中で、女性の活躍が期待されています。女性が働く場として、復建はいかがですか。

大村 : 世代や経験を問わず、社員同士が自由に意見を言える土壌があります。以前、地すべり対策について提案書にまとめたら、先輩たちからアドバイスをいた だき、受注につながったことがあります。やる気を後押ししてくれる会社です。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

岩井 : 1年前に産休から職場に復帰したのですが、主人が単身赴任に。仕事と子育ての両立は大変でしたが、会社や家族の理解やサポートがあって、何とか乗り越えました。しかし子どもがいれば、大変なのは男性社員も女性社員も同じではないでしょうか。

松尾 : 復建では今後、女性の経営管理職が出てくるなど、女性が活躍する場が広がることは間違いないと思います。一般職、総合職に限らず、女性がより働きやすい環境づくりが必要になるかもしれませんね。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

川上 : 復建は街づくりの会社。より豊かな街を実現するには、複眼的な思考が求められます。男性社員も女性社員もいいところを出し合って、仕事することが何より大切だと思います。

― 復建の今後を支える大きな柱となりそうなのが海外事業です。海外ではどんな仕事に関わっていますか。

佐藤 : タンザニア、中央アジアなどで、インフラ整備に伴う経済分析などを行いました。折衝相手である現地政府の日本人技術者に対する信任は厚く、日本人技術者への評価の高さを感じました。先人の築いた実績のおかげでしょう。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

前田 : 2013年から14年にかけて断続的に4カ月間、ミャンマー南東部の総合開発プロジェクトに携わりました。南東部は貧しい地域で、小学校と給水施設の建設に力を入れました。「教育と水」は社会や生活の根幹とも言える分野。そこを支える仕事に関われたことは、技術者冥利に尽きます。これこそが、建設コンサルタントの在るべき姿だと胸を張れます。

川上 : 海外では技術のことも、マネジメントも、営業も一人で務めなくては。一人で総合コンサルの仕事を担う覚悟が必要です。大変ではありますが、責任もやり甲斐も大きいですね。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

前田 : 視野が広がるのも、海外事業に携わる良さです。社内では8年前から英会話研修を行い、今では若手がよく参加しています。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

中原 : 近い将来、海外で仕事をする機会はもっと多くなるでしょう。専門分野だけでなく、幅広くこなせる能力が必要になりそうです。その場での判断力も求められます。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

― 東日本大震災や広島土砂災害など、近年は大規模な自然災害が相次いで発生しています。防災への取り組みは。

佐藤 : 東日本大震災への復興の一環で、東京大学の羽藤英二教授と連携して、陸前高田市で統合中学校を建設するプロジェクトに参加しました。現地に入り、学校関係者、PTA、行政、建築家と話し合いながら、プロジェクトが円滑に進むように支援しました。

大村 : 防災部では広島土砂災害直後に現地調査を行いました。毎年のように大きな災害が起きる中、迅速な判断ができる技術者を目指しています。

織野 : 広島土砂災害の際には私も渓流調査を行いました。また、がけ崩れなどの災害では、レーザー計測により被害状況を可視化し、防災設備の設計につなげます。使命感を持って災害対策に臨んでいます。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

佐藤 : 陸前高田では、災害で多くの行政関係者の方が亡くなりました。こうした中、復興していくには、専門や立場などにこだわっている余裕はありません。「何とかしたい」との思いで、必死になって取り組んきました。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

大村 : 熊本地震の際も、防災部から人員を派遣し、道路の落石を調査。現在対策を検討しています。いざという時にどこまで迅速かつ適切な行動が取れるか。そこが問われます。

川上 : 復建は戦後の復興から始まった歴史を持ちます。災害に対して復元力の強い街づくりに取り組んできたノウハウを生かせば、もっと貢献できるはずです。

そして100周年へ、未来へ

― 80周年そして100周年に向けて皆さんの思いやメッセージをお願いします。

佐藤 : 陸前高田では、災害で多くの行政関係者の方が亡くなりました。こうした中、復興していくには、専門や立場などにこだわっている余裕はありません。「何とかしたい」との思いで、必死になって取り組んきました。

そして100周年へ、未来へ

光本 : 明るく風通しが良いのが復建の社風。何事も楽しみながら仕事できるのが、この会社の魅力です。みんなで、会社を盛り上げていきたいですね。

松尾 : 会社の歴史を自分たちでつくっていくという気構えを大事にしたいと思っています。事務職として、皆が力を発揮できるようサポートしていきます。

佐藤 : 建設コンサルタントの仕事の面白さや社会的意義をもっとPRする必要があります。「こんなに素晴らしい仕事があるんだ」と若い人たちに伝えていきたいです。

髙上 : 例えば橋梁をつくるなど、私たちの仕事は、後世の社会に残る仕事。いつも襟を正す思いで仕事に取り組みたいですね。

そして100周年へ、未来へ

そして100周年へ、未来へ

大村 : 復建にはオーナー企業や親会社がなく、みんなでやっていこうという空気があります。社員一人一人が主役になれる会社。そこが何よりいい。

佐藤 : これまでの成果を引き継ぎつつ、時代の変化に沿った新しい事業にもチャレンジする。そんな企業の一員であり続けたいと思っています。

「女性活躍企業」としてのFUKKEN

中原 : 会社に頼るのではなく、会社が成長するために自分は何ができるのか。それを日々考え、行動していくことが大切です。

前田 : 広島駅前の開発など、街づくりに関われる喜びがこの仕事にはあります。これからは、「縁の下の力持ち」ではなく、時には「縁の外」や「縁の上」にも出て、活躍してもいいのではないでしょうか。もっと豊かな街をつくるために何ができるか。新しい分野にも挑戦したいです。

川上 : プロ意識を持って仕事する大切さをあらためて実感しています。復建が70年間積み上げてきた実績を生かし、先輩方からのバトンを引き継ぎつつ、新たな付加価値を創造し続ける「リノベーション・カンパニー」を目指したいです。地方に本社のあることを弱みではなく、強みにできる会社であるべきです。

復建の「これから」を担う皆さんの熱い思いがよくわかりました。
ありがとうございました。

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