安心・安全への取組み技術の力で、安心と安全を形にしていく
相次ぐ自然災害から社会をどう守るか。都市交通をどう向上させるか。
インフラ設備の老朽化にどう対応するか。
これからの社会に何より必要な「安心と安全」を確かなものにするために、
復建調査設計はさまざまな活動を展開しています。
被害を最小限に抑える
津波シミュレーション技術
地震時に発生する津波について、その水位や流速を解析し、津波の最高水位や最大流速、到達範囲などを予測。浸水範囲と対策による低減効果の評価、海岸構造物に作用する力の推定などに役立ちます。シミュレーション結果のわかりやすい図化技術にも取り組んでいます。
東日本大震災の津波の再現
佐賀関漁港を対象としたL2津波の予測
中国地方初の試み
ラウンドアバウト(環状交差点)
信号のないドーナッツ型の交差点「ラウンドアバウト」は、安全な都市交通を実現するための新しい交差点。進入時に一時停止の必要がなく、合流と分岐を繰り返すことでより安全に進行方向を変えられる特長があります。復建調査設計では、岡山県浅口市において、中国地方初のラウンドアバウトの設計を実施。実用化に向けて研究は着々と進んでいます。
※自転車で歩道を通過する場合は、交通ルールを守り、歩行者を優先して徐行してください。
※環状交差点に入ろうとするとき、一時停止の規制がない場合はできる限り安全な速度と方法で進行しなければなりません。
インフラの補修に効果
橋梁点検車を導入
老朽化する橋梁のメンテナンスの効率化を支援しようと、最新型の橋梁点検車を導入。迅速できめ細やかな対応を行うことで、安心と安全な社会づくりをサポートします。
総力挙げて支援
東日本大震災からの復興
東日本大震災が発生し5年が経過。当社では、復建六社で協力し合い、防潮堤の調査設計を皮切りに、道路や公園、高台移転などのハード事業のほか、コミュニティの再構築や交流・定住人口対策、産業振興等のソフト事業へ参画するなど、「新しいまちづくり」のための業務に携わっています。「復旧・復興」は、「衣・食・住」の確保を経て、被災者へのメンタルケア、地域の活性化対策など、時の流れにあわせて求められるものが変化していくため、その要望に、いかに迅速に対応できるかが、復興の成功につながります。当社は、さらなるコンサルティング力を発揮しながら、多くの被災地の復興の助けになることを重要な使命と考えています。
工事の進む高台造成 2016.05
災害復興をデザイン
広島土砂災害の教訓生かす
2014年8月19日夜から20日未明にかけて広島市北部で豪雨があり、広島市安佐北区と安佐南区では、局地的に猛烈な雨が降り続き、安佐北区可部、安佐南区八木・山本・緑井などで、同時多発的に大規模な崩壊・土石流が発生。これにより、多くの尊い人命が奪われ家屋や社会基盤も甚大な被害を受けました。復建調査設計では、国土交通省、広島県、広島市から災害対応要請を受け、被害実態調査を行うとともに、復旧に向けた測量、地質調査、対策工の設計を行いました。また、土木学会・地盤工学会合同調査団、日本応用地質学会調査団に参加し、原因究明のための調査にも貢献しました。当社が設計した対策工を含め、多くの対策工が施工されており、災害復旧は進んできています。復建調査設計では、東京大学との共同研究で、さらなる「安全な暮らし」のための災害復興デザインに向けた取り組みを行っています。
私達が
設計した
対策工
砂防えん堤
のり枠工