絶滅から救え!広島県のダルマガエル

FGEX環境保全活動

絶滅から救え!広島県のダルマガエル

地域における保護活動の取り組み

 絶滅の危機に瀕している広島県におけるダルマガエル保護のとりくみについてご紹介します。

鳴いているダルマガエル

○ 地域や動物園等と連携したダルマガエルの保護地づくり ○ 繁殖による個体増殖を目的としたダルマガエルの飼育 ○ 新規生息地の探索 ○ 環境学習指導

条例等によるダルマガエルの指定方法

ダルマガエルってどんなカエル?

 ダルマガエルは1960年代までは広島県東部を中心に生息していたと言われています。1970年代には都市化が進んだことで水田が減り、圃場整備や水田耕作様式の変化などにより、水田での生息が難しくなってきました。今では生息地が数か所に限られており、条例などによって保護されています。

T o p i c s

     
2010年6月7日   弊社が保護に取り組む世羅町小谷のダルマガエルがNHK教育テレビで紹介されます。
2008年12月26日 個体数調査状況 保護地(田んぼ)の稲刈りの時期にあわせて、安佐動物公園や地域の方と一緒にダルマガエルの調査を行いました。
2008年9月10日 ダルマガエルの保護活動が広島テレビで放映

写真:取材風景

※クリックすると写真を拡大します。

世羅町でのダルマガエルの保護活動が広島テレビで放映されました。

この活動は、世羅町の地域の方々が中心となって、ダルマガエルの保護地づくりや観察など行っているものです。弊社社員もこの活動に参加しています。

◇ 放映日時 = 2008年9月10日(水)18時頃 ◇ 番組名 = 「旬感★テレビ派ッ!」広島テレビ ◇ 放映内容 = ダルマガエルの保護活動(弊社社員の亀山剛も出演します) ◇ 撮影場所 = 広島県世羅郡世羅町

 ダルマガエルの保護地 写真:ダルマガエルの保護地
2008年8月13日 福山市内の湿地にオタマジャクシを放流 安佐動物公園と一緒に、福山市内の湿地にオタマジャクシを放流しました。 ※放流に供する幼生(オタマジャクシ)は、安佐動物公園で今年繁殖した個体です。
2008年7月29日 世羅町でオタマジャクシを放流 安佐動物公園と一緒に、世羅町においてオタマジャクシを放流しました。 ※放流に供した幼生(オタマジャクシ)は、安佐動物公園で今年繁殖した個体です。
2008年6月13日 自然繁殖が確認

写真:井藤さん撮影

広島県野生生物保護推進員の井藤文男さんの観察により、世羅町においてダルマガエルの自然繁殖が確認されました。

 ※クリックすると写真を拡大します。

公表資料

・森田敏弘・亀山剛(2007)「広島県におけるダルマガエル保護のとりくみ-地域で取り組む保護活動-」『爬虫両棲類学会報』日本爬虫両棲類学会 ・亀山剛・森田敏弘他(2006)「ダルマガエル岡山種族の危機と再導入の試み」『日本生態学会』保全生態学研究 ・亀山剛・森田敏弘(2006)「広島県神辺町産ダルマガエルの再導入について」『爬虫類両棲類学会報』日本爬虫類両棲類学会 ・亀山剛(2006)「山陽地方におけるダルマガエルの危機と保護・再生の現状」『第53回日本生態学会大会講演要旨集』日本生態学会 ・亀山剛・森田敏弘(2005)「広島県神辺町産ダルマガエルの個体群保護について」『爬虫類両棲類学会報』日本爬虫類両棲類学会 ・森田敏弘・亀山剛(2004)「広島県におけるダルマガエルの生息状況~福山市の生息状況について~」『爬虫類両棲類学会報』日本爬虫類両棲類学会 ・亀山剛・森田敏弘(2004)「ダルマガエル岡山種族の飼育下での越冬による個体群維持の試み」『爬虫類両棲類学会報』日本爬虫類両棲類学会 ・森田敏弘・亀山剛(2001)「ダルマガエルの冬眠状態についての確認事例」『爬虫類両棲類学会報』日本爬虫類両棲類学会
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